前略、アララト山より

書きたくなったら書く

おもいしること

私が中学校の進路講話に参加することにしたのは、自分の経験を伝えたいからというのは建前で、自分の中身の無さを自分自身に思い知らせるのが本当の目的だった。中学生のみんな本当に申し訳ない。

 

実際私は今の比較的生温い環境に一年半も甘え続けていて、先輩や同級生たちは目を輝かせながら私より何千歩も先の世界を描いた話をしていた。ていうか話すの上手すぎ。いや僕が下手なのか。

 

何故ここまで酷いことになってしまったのだろう?だからと言って中学生の私がしっかりとした生徒だったのかといわれれば疑問が残る。担任だった先生に「最近どう?」くらいしか聞かれなかったのは、そういうことだったのかな?それにしても、印象が薄すぎるんじゃねえかな。

 

帰宅後に講話での出来事を母に話すと

「あんた、今まで本気で悔しいと思ったことないよね」

と言われた。その通りだった。今まで勉強も部活もゲームも何もかもテキトーにこなして、その結果に「まあこんなもんか」とか半端な理由をつけて自分の中で勝手に納得していたのだ。誰だってテスト前くらいは本気を出す。私にはそれすら無かった。「なんで高校のランク下げたの」とかもっとストレートに言ってくれたほうが気持ちが良かったのかもしれない。

 

 

また書きたくなるときまで